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 No  質問  回答

0039

はじめまして。2階建て住宅のべた基礎スラブの配筋について教えてください。

べた基礎スラブの配筋で各スラブ区画毎に長期接地圧を算定し、鉄筋量を算定しました。長方形のスラブ区画であれば、主筋方向は短辺方向とわかるのですが、正方形スラブ区画の場合で主筋方向と配力筋方向を図面指示する場合、主筋(スラブ筋の上になる方)はX方向Y方向のどちらで指示すれば良いでしょうか?主筋方向は何で決まってくるのでしょうか?

・質問の様な場合は、周辺のスラブの配筋方向の状態を考慮して決めれば良いと思います。

直接の回答では有りませんが、少し付け加えさせて頂きます。
一般には短辺を主筋方向として有効丈が大きく取れるように配筋を決定するわけですが、必ず短辺を主筋としなければならないのではなく、状況によっては、断面算定時に被り寸法を考慮することで配筋方法をそろえて、現場の施工性を上げる様な工夫も必要だと思います。

回答日:2011/04/09

0038

プランを知り合いの構造設計事務所に持ち込んだところ、今回の法改正の影響で、特定のソフトを購入しないと設計できない事と、また、かなり複雑になる事との判断を頂きました。

現在のところ、
①建て替えを諦めるか、
②もうしばらく基準法の様子を見るか、
③設計可能な事務所を探すか、
の3点で検討しております。

問題の要因は三次元の壁です。質の比較にならないので名前を出すのは恥ずかしいのですが、ロンシャンの教会の壁の傾きが近いと思います。開口はありません。
述床面積70㎡程度の狭小住宅です。R部分の全長(GLに接する長さ)は5m程度です。
文章では伝わりにくいので、プランについて触れる事は難しいと思いますが、現状はかなり単純なカタチでないと確認申請が通らない状況なのでしょうか。

・質問の件ですがプランを拝見していないのでハッキリと回答が出来ないのですが、申請することは可能だと思います。

改正前と改正後の大きな違いは技術規定の変更そのものよりも、審査方法が変更されたことにあり、そのことが今回の大きな混乱の原因と成っております。
また、一貫算定プログラムと呼ばれるソフトの認定が全て取り消されたことも、影響しています。残念ながら、現時点で新法規に適合した一貫算定のプログラムは市販されておりません。
そのため変更に伴う細かい部分は、設計者自身がプログラミング等を行い、対応していかなければならない状況に陥っております。

構造設計には必ずしも評定を受けた一貫算定プログラムを使う必要は有りません。
それどころか一貫算定のプログラムは扱いが簡便な反面、適合範囲が限られるため設計の自由度は制限されています。
評定を受けたプログラムを使用すると計算書の提出が省略できるといった特典があるだけで、技術基準そのものは緩和されません。
そのため一貫算定の範囲外の建物については、構造設計者が工学的な資料に基づく判断を行って、任意形状を処理するプログラムで解析を行い、設計を行う事で処理されてました。
この状況は、改正前から変更された訳ではありませんし、今後 評価を取得した一貫算定のプログラムが発売された後でも変わらないと思われます。
デルタで手掛けるプロジェクトには、評定プログラム以外のプログラムを用いて処理を行ったものが多く含まれているため自由な印象を受けられたのでしょう。
要は手間と時間を掛けることで、自由度を確保している訳です。

今回の改正により、複雑な構成の場合 確認審査時にダブルチェック(構造計算適合性判定)を受けることと成りました。
現状では決して順調に機能しているとは言い難く、審査期間が分らないといった状況です。
場合によっては、設計期間よりも申請期間の方が長いと言った事態も発生している模様です。
先にも述べましたが、今までと技術基準が大きく変更された訳では有りませんので、単純な建物以外、申請が通らなくなった訳では有りません。
 ただし、確認申請機関が慎重になっている状況ですので、手間と時間が掛かる事は予想されます。

回答日:2007/09/13

0037

工場の用途で梁間方向が30mあるため、梁間方向には基礎梁を設けず架構の開き止めのため、土間コンをふかした300×300 3−D16の配筋をしたタイバーを設けました。従来は特にその検討を求められなかったのですが確認審査でその結果を求められました。

適切な検討方法の例などあればご紹介していただければと勝手ながらメールをさせていただきました。

・工場用途で30mという事は、平屋で山形の屋根としているため水平スラストが生じるということでしょうか。

その場合、片方の柱脚をローラー支持、もしくは土の側圧を期待した水平バネを設定した状態として、上部構造を検討してみては如何でしょう。
その状態でも上部構造の安全性が確保されているのであれば、水平スラストをタイバーで処理しなくても、上部架構に対しては安全側の設計となりますので、タイバーは安全側の配慮となり、別段検討の必要が無いと思います。

上記の方法では上部構造の安全性が確保できず、水平スラストを処理する必要が出た場合は、基礎やスラブの重量を増すなどして、地面との摩擦力を期待する方法が考えられると思います。
土間コン自体が建て方終了後に敷設される事から、土間コンの中にタイバーとしての効果を期待する鉄筋を配置しても、既に柱脚が変位を起した後の状態である事から、正確な効果の検討を行う事は難しいと思われます。タイバーとして配するのであれば、建て方の時点でPCロッド等で互いの柱を引いておいて、土間の中に入れ込む必要が有ると思います。

回答日:2007/04/21

0036

はじめまして、ハウスメーカーの軽量鉄骨に、木造在来を増築の計画です、既存建物は築10年で、建築面積100㎡、延べ床180㎡です1M地盤改良をしています、増築部分は約18㎡ですその場合増築部分も地盤改良は必要でしょうか、べた基礎ではだめでしょうか、土地の地耐力は1MでN値3です。よろしくお願いします。 ・軽量鉄骨の既存部に地盤改良がなされていると言う事から判断すると、地盤的には相当軟弱であると考えられます。

既存部には地盤改良が施されているため、沈下量は軽減されると思われます。そのため、増築部を改良無しで施工を行った場合には不同沈下をおこし、接続部で不具合を生じる可能性がありますので、基本的には同様の改良をすべきだと思います。

もしくは、既存部と増築部を構造的に切り離し、エキスパンションとして処理するのが良いのではないでしょうか。

回答日:2007/02/01

0035

  初めまして、集合住宅における外部階段の設計荷重としての基準が無いのですが、安全上設計荷重を考慮する場合には、短期荷重/長期荷重どちらを考慮し、何㎏fを想定する事が必要とされるのでしょうか?

又、衝撃荷重については幾つを考慮する事が必要なのでしょうか?分かりましたら教えて下さい。
・集合住宅の共用階段は、建築基準法施行令85条の表に従うことになるので、外部階段も、この表の載荷荷重を用いて設計を行う事になると思います。

衝撃荷重についての規定は特に無いと思います。
階段のシステムから振動障害が予想される場合は、別途撓みのチェックや振動のチェックは必要かもしれません。



回答日:2007/02/01

0034

はじめまして、ラーメン構造についてお伺いします。たわみ角法において構造計算をしようと思っています。
構造形式は、基礎杭がH形鋼杭の鋼材、スラブが鉄筋コンクリートの場合です。
基礎とスラブが単一構造であれば、剛度をI/Lで求められるのですが、この場合、弾性係数の違いに着目して剛度をEI/Lで求めようと思っています。

この考え方は正しいのでしょうか。よろしくお願いします。
・基本式 MAB=2EK(2θAB+θBA−3R)+CAB のE に対して各材のヤング係数を用いれば問題ありません。 

もしくは、標準剛度K0 の材を鋼材かコンクリートのどちらかに決めて、そのヤング係数の比率をかけて剛度を算定します。
仮に、鋼材を基準とした場合はコンクリートの材は、 (Erc/Es) * I/L となり、その値を用いて節点方程式を解く事になります。





回答日:2006/12/22

0033

はじめまして、現在、4階建事務所ビル(鉄骨造)2階を美容室改装しています。
短辺4700、長辺19000、エレベーター・階段以外で、床面積が、約60㎡ぐらいあるのですが、
床をフローリング張り、シャンプールームを配管の都合上150ぐらい床をあげて、モルタル仕上げにしなくてはいけないのですが
どれぐらいの荷重に耐えることができるのか気になったので、教えてください。よろしくお願いします

・設計当初の設定荷重が判りませんが、事務所用で設定されているとすれば、床用で2900N/m2、フレーム用で1800N/m2の積載が見込まれて設計されていると考えられます。
この値は、完成後に入れる机や人の荷重を想定しているもので、床仕上げのモルタル等の荷重はこの中に含まれません。モルタルやスラブの荷重は別途、固定荷重として処理されています。

載荷荷重は改装後の用途から、改装前の状況と大きく変化する事がないと思われるため、今回の場合は固定荷重の増加を抑える必要があります。

質問の中にあるシャンプールーム部は、(モルタルの厚さにもよりますが)原設計が許容応力一杯で設計されていた場合、構造材の耐力不足が起こる事が予想されます。

シャンプールームのモルタル厚が厚い場合は、その部分の安全性を、構造設計者に相談されることをお勧めします。

回答日:2006/12/22

0032

引張試験片は何を調べるのに使用されるんですか?

・当然ですが、引張耐力、破断強度、ヤング係数を調べるのに用いられます。

溶接(完全溶け込み)により接続させた金属片を切り出して、溶接による劣化が、どの程度有るかを調べたりするのに用いられる事が多いです。他には錆や傷等によってどの程度劣化しているのかを知るために実施されます。

回答日:2006/10/31

0031

木造の事について質問させていただきたいのですが、準耐火建築物で壁の仕様がサイディング12mm+構造用合板12mm+軸組み+PB12.5mm+PB9.5mm

なのですが、壁の固定荷重としては
これら5要素のそれぞれ固定荷重を
加えなければいけないのでしょうか。

・構造計算を実施するのであれば、原則、各要素の単位重量を合算して、壁の単位重量を作成する必要があります。

ただし、あまりにも荷重の種類が多い場合や、仕上げ等が確定できない場合は、安全側 [重なる様に設定] となる様に種類分けをして、設計を進める場合もあります。





回答日:2006/08/14

0030

木造の増改築についての質問です。
住宅規模の木造増築でもエキスパンションジョイントは構造的に必要でしょうか?
必要な場合、基礎も構造的に切り離すのでしょうか?
また設けない場合は、どのような注意が必要でしょうか?(柱は二重にするなど。)

無筋基礎の木造一部改築の場合、改築する部分のみを基礎補強又は、ベタ基礎とすることは可能でしょうか?

・木造の増築場合で、エキスパンションが必要か否かは接続の状態によって左右されます。
ある程度床を繋げて一体として計画できる場合は、無理にエキスパンションで切るよりも、一体として計画を進めたほうが良いのではないでしょうか。つまり、エキスパンションを設けない場合の注意点としては、床剛性の確保という事になります。

逆に床を繋げる事の出来ない場合は、各々で構造の壁量を満足するように計画し、エキスパンションで処理をする方が良いと思われます。

エキスパンションの有無に関わらず、既存部が無筋の場合である場合、既存部の耐力壁の壁量算定において、基礎の条件を考慮した上での確認をする必要があると思います。

新築部分をベタ基礎とする事は基本的には問題ありませんが、既存部・増築部 ともに地盤の沈下が無いことを確認しておく必要があると思います。

回答日:2006/08/14

0029
-1

マンションの基礎構造についての質問です。

地上7階建のマンションで、地盤がN値=3〜5の関東ロ−ム層でベタ基礎(地盤から3m程度)の構造となっています。

この程度のN値では一般的に軟弱地盤で十分な地耐力も期待できないと思うのですがいかがでしょうか?

・N値を求める標準貫入試験は、砂質土に対し用いる場合の指標として有効なのですが、粘性土(関東ローム層は粘性土)には余り有効ではありません。

粘性土の場合、同じN値を示していても種類によって大きく耐力が違います。
一般的に関東ローム層はN値が低くても、耐力が期待できることで知られています。
ただ、地上7階建てとなると、相応の地耐力が必要となります。ですから、単に関東ローム層である事だけでは、支持層として十分である保障が取れないと推測されます。
ボーリング調査を実施した際に、標準貫入試験とは別にローム層の不攪乱資料を採取して、一軸・三軸の圧縮試験を行っていませんでしょうか。その試験結果によりローム層の耐力を確認し、設計していると思います。もしくは、根切り底で平板載荷試験を実施して、耐力を直接確認していると思いますが、その資料が有りませんでしょうか。

設計の経緯を構造設計者に確認することを、お勧めします。


回答日:2006/05/16

0029
-2

すみませんが、もう1回質問させてください。

例えば、土質試験結果がOKとなった場合、建設後の長い期間で土質の変化(地下水の影響、圧密沈下etc)によって土質が劣化(変化)することも十分考えられと思いますが、それでも杭基礎ではなくベタ基礎にするのは、大きい不安があります。

さらに、周辺の新築マンションの基礎は殆どが杭基礎を採用しているのですが、建築構造設計の場合は、関東ロ−ム層=杭基礎又は地盤改良の考え方はないのでしょうか?

実例ではどうなのでしょうか?

・関東ロ−ム層=杭基礎又は地盤改良 と直接的に結びつける事はありません。

関東ローム層は洪積層かつ遮水層であり、掘削時に痛めなければ地下の支持部分で急速に劣化する事は、低いと考えられています。

また、圧密が心配であれば、圧密試験を実施して性状を確認し、結果が満足できれば直接基礎。満足できなければ別の形式を検討して行く事になります。

建物のスパンに因っても異なりますが、RC造7階建てですと必要地耐力は120(kN) [≒12tf]を超える事が予想されますので、かなり良質なロームである必要があります。
そのため、ラーメン構造の様に荷重が集中する建物の場合、杭とした方が処理しやすい事になります。その様な理由から周辺のマンションは杭基礎を採用しているのでしょう。

図面や地質データを見ていないのでハッキリとは言えませんが、RCラーメン構造でスパンがある程度長い場合であれば、必然的に杭基礎になると思います。鉄骨造等で重量が軽い場合には、直接基礎とする可能性も残ります。

回答日:2006/05/17

0028

先日、場所打ちコンクリート杭を設計する際、せん断力を1.5倍しなければならない。と取引先の方より指摘されました。

確かにセンター発行の「地震力に対する建築物の基礎の設計指針」では、ゆとり設計の一環としてせん断力を1.5に割り増すのが望ましいとありますが、実際問題としての見解をお聞かせください。よろしくお願いします。

・検討式には、円形に対する剪断力の分布係数 4/3が含まれており、最低限の安全性は確保されてはいます。さらなる割増しを実施するかかは、設計者の判断となると思います。

ただ、場所打ち杭の剪断に対する実験データ等が少ない現状を考慮して、割り増しを行う方が一般的であるようです。

危険側にシフトする訳ではないので、クライアントが希望するのであれば、割増を実施する方が順当にでしょう。
確りとした信念をもって、割増しを実施しないのであれば、その趣旨をクライアントに説明し理解を得るのが、良い様に思います。

回答日:2006/05/16

0027

現在SRC造13階建のマンションを計画中なのですが、1階を駐車場とするため、どうしても壁を取りたくなく1階ピロティ型となってしまいます。
建築物の構造関係技術基準解説書(日本建築センター)の付録1-6では、ピロティ階での層崩壊をさせないとすると、上階壁を1階で全てなくさず何枚かの壁を1階からの連層壁とする事が書かれています。
1階全て耐力壁無しは無理なのでしょうか?1階に耐力壁が取れないとするとやはり純ラーメンとするべきなのでしょうか?

・質問の様なケースの場合、一階を層崩壊させない事が必要となりますので、免震構造として設計するのが順当な対応だと思います。

それ以外ですと、全体崩壊系を構成できような純ラーメンの構面を混在させ、そのラーメンに必要保有耐力の一定割合以上を負担させることで、1階が層崩壊に至らない様な設定とする様な方法でしょうか。
しかし、この設定の場合は、ある程度構面の数が多くないと構成できません。

計画の詳細が判りませんのでなんとも言えませんが、安全性を犠牲にしてまでピロティーを作ら無ければ成らないほど、重要な駐車場なのでしょうか。
再度プランの検討をした方が良い様に思うのですが、如何でしょうか。

回答日:2006/04/15

0026

今度、木造建築物で金物を使用せず、木組みの家を考えているですが、2階建てでも構造計算をしなければ確認が通らないのでか?

また、構造設計士の方に頼むとすれば、意匠図面はどこまで書いておけば構造計算をするうえで親切でしょうか?
計算によって仕口なども決められてしまうのでしょうか?
 

・結論から申し上げますと、現行の法体系では一般的な構造計算だけでは金物の使用を減らすことは出来ても、無くすことは出来ません。

 どうしてもなくしたい場合は、実験等により格子壁等の耐力を証明し、壁としての材料認定を受ける等の処置が必要となると思います。
その場合でも大きな引張りが生じない様に全体を計画する必要が生じますので、プラン作成よりも先に構造設計者と綿密な打合せをすることをおすすめします。

回答日:2006/03/28

0025

初歩的ですがRC壁構造について質問させていただきます。

壁内の梁が逆梁となっている時スラブの配筋の定着は梁内へ上向きに曲げるのでしょうかそれとも下向きに壁内に曲げるのでしょうか?宜しくお願いします。 

・配筋の状況、コンクリートの打設状況によって異なると思います。

 梁を浮かし型枠で同時打設できるのであれば、上向きの梁内定着でよいと思います。下向きの配筋となる場合は、壁の縦筋がスラブの端部筋より余裕があることを確認して実施したほうが良いでしょう。

 上向き定着かつ梁の中央で打ち継がないとならない場合は、施工の監理をしっかりと行うことが重要となります。打ち継ぎ面も処理もきちんと処理する必要があります。

回答日:2006/01/11

0024

はじめまして調べごとがあり 検索中に貴サイトを拝見させていただきました。 建築にはまったくのズブの素人です。
ちょうど、積載荷重の仕組みについて調べていたところであり具体的な案件として

昭和58年3月竣工 鉄筋コンクリート造 居住用マンション45㎡の1フロアーの1室に音響ブースを設置する予定があります。         
主ブース :W3,600×D2,400×H2,300・・・8.64㎡ 総重量1.9トン 220㎏/㎡
副ブース :W2,400×D1,800×H2,300・・・4.32㎡ 総重量1.0トン 231㎏/㎡
45㎡に設置できる総重量は180㎏×45㎡= 8.1トンとなり、上記2.9トンの音響ブ-スは設置可能ですが、設置部分のみでみると180㎏/㎡を超えています。
このような場合の設置は可能なのでしょうか? 

・質問の様なケースの場合、設置可能か否かはブースの設置の位置に左右されます。

全ての荷重がスラブの中央にかかる場合は基本的に不可となります。しかし、施工等の条件により設定荷重よりもスラブの耐力が高いことも考えられます。
そこで、建物の構造設計図(竣工図に含まれる)の情報を基に耐力を逆算して安全の検討を行います。

上記検討の結果、床の耐力が少ない場合は補強の梁を設置して直接大梁や小梁に荷重を指示させるようなシステムの導入を検討します。

いずれの場合も、荷重を受ける梁が余耐力を持っていることが必要ですので、スラブの時と同様に構造設計図を基にして梁の耐力の逆算を行い、検討を進めます。

設置物の総重量と設計時の設定荷重の比較において、余力が有るようですので、設置出来る可能性はありますが、住居用のマンションの場合、下階の部屋を利用しての補強が出来ませんので床や梁の補強が必要となった場合は、天井高が低くなります。また、補強材の搬入の経路の確保が出来ない場合は計算上可能でも設置できない事とになります。

上記のように多少煩雑な検討が必要となりますので、実際の設置にあたっては専門家に検討をしてもらった後に設置することをお勧めします。

(相談される前に、建物の構造設計図を用意しておいた方が良いと思います。)

回答日:2005/11/15

0023

初歩的な質問ですが、積載荷重についてお伺いします。
床面積が約200㎡あり、作業所の設備機械が、一台35kNで20台使用する予定です。この場合単位面積当たり、700000N/200㎡=3500N/㎡となりますがこの荷重は、

①固定荷重か積載荷重か?

②積載荷重であれば床用か地震力用か?

設計荷重の設定に疑問が生じました。どうかご指導下さい。

・使用する部屋に満遍なく均等に配置され、位置が固定されるのであれば固定荷重として3500N/㎡で考え、別途載荷荷重を使用の実情に応じて設定すればよいと思います。

位置の偏りや変動が生ずる可能性がある場合、床や柱梁の設計にはある程度の割増が必要になります。

学会の荷重指針等を参考に、等分布換算係数を設定して、実際の設計用載荷荷重を決定するのが良いのではないでしょうか。非超過確立が99%以上となるように設定する事が基本ルールの様です。

詳細は、荷重指針で確認してください。使用状況を考えると、電算室もしくは事務室の値辺りが参考になると思います。

回答日:2005/10/27

0022

鋼材の試験で使われる試験片は、つかみ部の幅が平行部より広く、それらは適当な大きさのRをつけた肩部を介して結ばれているのでしょうか?よろしくお願いします。

・試験の目的が記載されていませんが、質問内容から判断すると引張試験の事と思われます。

引張試験の試験片の形状は、JIS Z 2201 により規定されていますので、JISハンドブック 等により、ご確認下さい。

簡単に説明しますと、

平行部幅   25mm
つかみ部の幅 30mm以上
肩部半径 20〜30mm

と規定されているようです。

回答日:2005/10/10

0021

初めまして。 Nastranの解析値で、スラブの設計を行いたいのですが、設計値として、どの値を用いるのが、妥当なのでしょうか。

理論値と解析値を比較すると、分割数、1次要素か2次要素かにより、解析値にかなり差があります。 また、要素値と節点値でも差があります。 個人的には、2次要素を使用した解析値の要素値を使いたいのですがいかがでしょうか。
 

・先ずは端部の固定度等を理論値の仮定条件を合わせ、単純な分布過重を与えただけの状態で、予備解析を行ってみては如何でしょう。

その状態で、解析値の値が大きくずれる様であれば、モデル化の方法に問題があると思われます。

その作業を繰り返し、ある程度の辺りをつけた後で、スラブの厚さを変化させたり荷重の分布状態を変化させたりして行くのが良いと思います。
Nastran等を使う場合、誤差の累積により値が大きくずれる可能性が有ります。

もし、頭の中のイメージと出力値の部分布形状が違うようなら、モデル化を疑うべきだと思います。逆の言い方をすれば、分布形状のイメージ
の描けない形態の解析は、避けたほうが賢明です。

私は有限要素法の解析を、あくまでも ”設計用の応力値” を得る為の道具として捕らえています。この応力値に、自分の解析上与えた仮定の不確かさや、施工により生じるロスを考慮して、最終的な設計とするのが設計者の責任だと思います。
簡単に解析が出来るようになった現在こそ、解析値を全面的に信用しないスタンスが大切だと考えています。すべては、仮定の上に成り立っている事ですので。

回答日:2005/10/04

0020

はじめまして。SS400材とSN400A材の違いを教えて下さい。

・ご存知だと思いますが、SS材は”一般構造用圧延鋼材”SN材は”建築構造用圧延鋼材”となります。

両材とも基本的に溶接をする事を前提としていませんし、この材種での厚板使用はそれ程無いと思われますので、実用上の違いはほとんど出てこないと思います。
両者の違いですが、SN400A材では炭素の量(C≦0.24)が規定されていますので、厚板になった場合の耐力の低下が少ない事が違う程度だと思います。

回答日:2005/09/18

0019

はじめて投稿いたします。
先日、あるハウスメーカーの鉄骨2階建ての店舗の設計を受けましたが、露出柱脚の設計で短期の軸力を2.5倍して断面算定しなければいけないと言われました。保有耐力接合の判定でγ=2.5はしましたが断面算定で2.5倍は必要なのでしょうか?
御教示下さい。

・設計ルートと建物の性格によって回答が変わりますので一概には言えませんが、設計ルートが ルート1か2の場合、柱脚に十分な耐力の余裕を持たせることが必要となります。
この十分な値を確保する意味で2.5倍という値が設定されているのだと思います。

本来であれば、この値は柱脚の解析条件やブレースの負担率に応じて変化させるのが良いと思いますが、メーカーでいちいちその値を評価するのは面倒なので、十分安全性が確保されるととメーカーが考える値を用いて設計を依頼しているのでしょう。

個人的には、柱脚のバネを正しく評価した上で、設計ルート3として、必要保有耐力を満足するような設定としてやれば、上記の様な大きな割増は必要無いと考えます。

質問に有るように、保有耐力接合を十分満足したにも関わらず、軸力を割増すことで断面設計が不能となるとすれば、座屈の影響と推測されます。この様な問題を考える場合の材料としては、崩壊形が形成された場合の軸力が短期応力の何倍必要かをイメージして、割増係数を設定するのが良いと思います。
しかし、それよりは設計ルート3を採用して、全体崩壊形を構成するまで柱脚や下階の柱に十分な余耐力がある事を証明する方法の方が単純だと思います。

回答日:2005/08/30

0018

はじめまして。初歩的な質問で申し訳ございません。建設用鋼材のSN材の、SNとは何の略なのでしょうか??課題として出されて今インターネットで調べているのですが、あまりに初歩的すぎるのか、どのサイトにも載っていません。 

・SN材のNは、New structureの略です。
建築構造用圧延鋼材 (JIS G3136)
[出典:新しい建築構造用鋼材(鋼構造出版)]


ご存知ない方の為に書き加えますと、

・SS材のSは、Structure :一般構造用圧延鋼材 (JIS G3101)
・SM材のMは、Marine :溶接構造用圧延鋼材 (JIS G3106)
です。

回答日:2005/07/20

0017

今、進行中の物件で柱のダイヤフラムにSS400材を使用し組上げてしまったのです。
溶接まで終わっています。構造図ではSN490C材となっております。

構造的に問題はありますでしょうか?
問題があるのであれば対処法はありますでしょうか?

建物は平屋で延べ面積110㎡。柱は150角で合計10本あります。
 

梁・柱の材種の記載やブレースの有無の記載がありませんので、正確にお答え出来無いことを、お断りした上で回答をさせていただきます。

そもそも、なぜその場所に、"SN490C"材が必要だったのでしょうか。
"SN***C"材の特徴は、板厚方向での材料特性の規定している事に有ります。平屋であれば上の階が無いわけで、一般的には板厚方向に大きな力を受けることが無く、"SN***C材"の必要性は低いと思われます。

また、梁の材料はSN材となっているのでしょうか?
梁の材料が"SS400"材であるのであれば、ダイヤフラムのみが"SN490C"でも、あまり意味を持ちません。
勘違いされるといけませんので、付け加えさせて頂きますが、梁の設計仕様自体が、"SS400"で問題ない事(必要保有水平耐力を、弾性でクリアーできる等、耐力に余力がある事。)が、条件となります。

柱の本数から推測するに、ブレースは無い構成だと思われますが、もし、両方向にブレースが有る場合で、そのブレースにより必要な耐力の安全確認が出来る場合であれば、梁仕口部に塑性の状態が生じる事が無いので、"SN490C"の必要性は無いと思われます。

上記の様に平屋である事を考えれば、ダイヤフラムがSN490C材の必要は低いと思われますが、特殊な要因で材料の指定がされている可能性も有りますので、はっきりとした回答をする事は出来ません。

幸い平屋建てですので、柱脚を補強する等して仮定条件を変える事で余耐力を増やして、対応できる可能性が高いと思います。

何れにしても、その仕様を決められた方に相談するのが一番だと思われます。

回答日:2005/06/16

0016

S造の梁の接合について、ウェッブをハイテンションボルト、上、下フランジを溶け込み溶接で接合する場合、この梁部材は、SS材を使用するのか、SM材を使用するのか。教えて頂けないでしょうか。宜しく御願い致します。 

最近では、SN材(建築構造用圧延鋼材)も一般的に入手可能になってきたことから、。SN材の使用が望ましいと思われます。
SN材の入手が困難な材は、SM材(溶接構造用圧延鋼材)でも良いでしょう。

ブレース構造の様な構造システムの場合で、小規模な住宅等の場合を除き、SS材を大梁に用いる時は慎重に検討してから用いる事となりますが、溶接を伴う箇所で塑性の可能性のある箇所である場合は、SS材の使用は、避けるべきだと思います。

回答日:2005/04/26

0015

はじめまして。工務店の現場監督です。
木造の住宅を見ています。
今回、フロアーの段差がありましたので、構造計算してもらったのですが、内部壁に構造用合板がありまして、コンセットなど、小さな断面欠損があります。
その補強方法などを教えて下さい。
また、構造用合板とPBをはるので、耐力的には、満足すると、おもうのですが。
何かいい方法を教えて下さい。

構造計算書を見ていませんのでハッキリとした事は言えませんが、余程無理のある設定をしていない限り、コンセント程度の欠損であれば無視しても差し支えないと思います。

壁の余裕度や偏心率等を確認し、欠損によって壁量が減った場合の全体に対する影響を判断する事が望ましいと思います。
欠損によって問題が生じると考えられる場合は内部に筋交いを入れるなり、合板を両面張りにするなりの方法で対応することになるでしょう。
もしPBが壁倍率の設定に見込まれていないので有れば、その効果を評価(壁の中で、欠損の無い部分の倍率を見直してみる。)して組み込むのが良いと思います。

判断に迷うのであれば、構造設計をされた方に相談された方に相談することをお勧めします。

回答日:2005/04/26

0014

今大学3年生の22歳です。今大学では土木の勉強をしているのですが、将来は建築関係の構造設計の仕事に携わりたいと考えています。
でも様々な建築事務所のサイトに目を通したのですが、建築学科卒の人ばかりで、私のように土木科出身の人は無理なのでしょうか?もし前例というか先輩方に似たような経歴の人がいるのならとても励みになります。

土木学科出身の方が建築の構造設計を行う事は、基本的には全く問題ないと思います。
海外においてはエンジニアリングが土木と建築に別れている方が少ないのではないでしょうか。日本の場合も、両方ともCADと有限要素法のプログラムを用いてプロジェクトを進めることに変わり有りません。ほんの少し検証プロセス(準拠基準)が違うのみです。要は、やる気とセンスの問題だと思います。

前例が少ないのは、その様な選択をされる方が少ないだけでしょう。それに土木エンジニアの中から、建築学科出身者を探す方が難しいと思われます。確かな記憶ではないのですが、関東学院教授のアラン・バーデンさんは、土木出身だったと思います。

回答日:2005/03/19

0013

初めて投稿します。
木造住宅の壁率比(北面と南面方向)を計算したところ、南面はサッシばかりのため筋交いが入らず、壁率比が0.14になってしまいました。対策方法として、北面の筋交いを減らす、南面のサッシを小さくして筋交いを入れる、南面に構造用合板を張る。考えた結果構造用合板がいいと思ったのですが、サッシの小壁や腰壁などは普通の壁と同じく構造用合板を張っても倍率2.5倍として計算してもいいのですか?サッシ数を減らしたり、寸法を小さくせずに壁率比を満足させる方法はないのでしょうか?宜しくお願いします。

質問の様に片側のみを大きく開放している状況の場合は、外周部の壁だけでバランスを取る事に固執することなく、令第82条の3第二号の構造計算を行って、偏心率が0.3以下であることを確認した方が良いと思います。その事によって全体の安全性も確認できますし、南面の開放性を損なわないですむ可能性が高まると思われます。
もし仮に令第82条の3第二号の構造計算による偏心率を取らないで進める場合ですが、質問の壁を2.5倍の評価をする事は出来ませんので、何らかの低減をして評価することになると思います。
その様な低減係数を工学的な判断に基づいて設定するよりは、全体の構造計算を実行したほうが簡単だと思います。

それ以外ですと、その壁のモデルを実験して壁倍率を割り出す事になりますが、よほど特殊なケースで無い限りそこまでする必要が有るとは考え難いですし、その場合はお付き合いのある構造のコンサルタントと相談の上で行われる事をお勧めします。

回答日:2005/03/06

0012

はじめまして。
今設計事務所で構造を勉強中の者ですが、先日現場に行った時に型枠がメッシュでしてありました。
基本的に合板型枠だと思うのですが、その使いわけには何か基準があるのでしょうか?
構造とは少し離れてしまいましたが、教えて頂けないでしょうか。
宜しく御願いいたします。
メッシュ型枠の主たる使用目的は、工期短縮です。
メッシュ型枠を用いると型枠をバラす手間をを省略出来るので、その分工期の短縮が図れます。また、産廃を減らすメリットもあります。本当の意味での資源の有効活用ではないと思うのですが、現状のルールからするとメリットが有るようです。
メッシュの型枠とした場合は型枠の精度の確保が難しくなります。
スペーサーを適切に配置してキッチリとかぶり厚さを監理しておかないと、コンクリート打設時の圧力で鉄筋や枠が動いて、かぶり厚が不足しがちになります。
使いわけですが、メッシュ枠は基礎等の後で目にしない部分に使われるケースが大半だと思います。施工は一般の型枠大工さんではなく、専門の型枠屋さんが施工する事になります。その為に工期が厳しい場合や、後で型枠をばらすのが困難な場所がある等の事情が有るケースで使用する事が多いようです。

0011

エキスパンション・ジョイントについて教えてください。平面形状がきわめて長大な建物などには、設けるように構造設計指針には書かれていますが、具体的にどのくらいの長さで設けるべきでしょうか?また、80m,90mくらいの建物でもないものがありますが、これは何か根拠があるのでしょうか?RC造2階建てで85mの建物を計画していますが、必ずエキスパンションは必要でしょうか? よろしくお願いします。 具体的に建物の形状を見ていませんので、ハッキリとした事はいえませんが、エキスパンションジョイントが必要な箇所は、つなげて一体として解析を行った場合に、仮定条件が崩れる場合となります。
現在の一般的な方法にそって解析を行った場合、剛床を仮定し、Aiモードで算出した地震力を作用させて解析を行う事となります。
余りにも全体が長い場合や、きれいにバランスが取れていない建物形状の場合、この仮定条件が崩れる事となります。その場合は、仮定条件が成り立つ範囲まで建物を分割し、明確な力のバランスが確保できるようにエキスパンションを設けます。
つまり建物の挙動がしっかりと把握できる場合は、積極的にエキスパンションを設ける必要はないと思います。
この辺りは、解析技術と密接に関係してきます。動的な解析で検討を行う等して、振動の挙動を把握できれば、多少複雑な建物形状の場合でも、エキスパンションを取らない事も考えられます。
最終的には、構造設計者が建物の挙動等を考慮して、エキスパンションの位置を決める事になると思います。
余りにも長い建物の場合は、熱変形の影響が無視できなくなる事から、エキスパンションが取られることもあります。

個人的には、RC 2階建て の場合、設計ルートが1で、ブロック分けした各部分毎に壁量が満足できていれば問題ないと考えますが、最終的には設計者自身が収縮等の事を勘案し、判断下さい。

0010

はじめまして。当社はパッケージエアコンの室外機を据え付ける金具の専門メーカーです。金具を壁面へ固定する場合、当社ではアンカーボルト固定を想定しているのですが、先日あるユーザー様から以下のようなご意見をいただきました。

外壁の下地であるCチャンネルが横方向に走っている時、チャンネルの間隔は 600mm の場合が多い。縦方向の固定寸法が 600mm だったら直接下地にボルト締めが出来て取り付けが非常に簡単

このユーザー様の言う600mmという寸法は、どういう背景があるのでしょうか。

業界標準で横方向に通すCチャンネルの間隔は600mm、と決まっているのでしょうか。それともこのユーザー様がたまたま600mm間隔の現場が多かった、ということなのでしょうか。もし業界標準の寸法なのであれば、是非とも製品の仕様変更を検討したいと思っております。
ご質問の内容ですが、おそらく胴縁のピッチに拠る物だと思われます。 外壁のパネルの多くは、910 X 1820 で構成されています。 この材を縦張りするとき、
-------------------------- C
      |
      606
      |
-------------------------- C
-------------------------- C 「ボードの継ぎ目Cダブル配置」
      |
      606
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-------------------------- C
      |
      606
      |
-------------------------- C
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      606
      |
-------------------------- C
-------------------------- C 「ボードの継ぎ目Cダブル配置」
      |
      606
      |
-------------------------- C

のような構成で、下地が入っている事が多いのです。 外装材によって材の大きさや、胴縁のピッチが変化することもあり、絶対ではな いので注意が必要です。 多分ユーザーさんの指摘は、この点を考慮しての事だと思われます。

0009

我が社では、構造計算を使って柱脚金物を決めているのですが、
パネル工法になったとき、筋かいパネルと合板パネルが有り、
その見分け方がわかりません。
資料を集めようと思うのですが、わかりやすい資料等があれば教えていただきたいのですが・・・
N値計算の事についてのご質問だと思うのですが、質問の内容が正確に掴めませんでした。
原則的には、確認申請時の壁量の計算用いた種類の壁で、金具を計算すれば良いだけだと思うのですが。

参考になるかは分かりませんが、下記のHPに、Q&Aが乗っていますので、ご覧になってみては如何ですか。
参考文献も、下記のHPで多数紹介されています。
http://www.qui.howtec.or.jp/faq/faq12.htm

0008

現在家を建設中で、今基礎工事中です。
べた基礎で鉄筋加工が終わり、コンクリートを打つ段階です。
ところが問題が発生しました。当初予定した位置より10センチ程度ずれて掘ってしまいました。
基礎工事の職人の方のせいではなく、現地確認不足でしたが。
そこでコンクリートを打つ前ですので、最初からやり直して正しい位置に基礎工事を行いたいのですが、構造的に問題ないでしょうか
よろしくアドバイス願います

悩める施主より

上部の構造形式や、基礎下の処理等の詳しい状況が判らないので、はっきりとした事は言えませんが全てをやり直すのであれば、構造的には問題はないと思います。
基礎下の状況にバラツキがないのであれば、ベタ基礎の位置を変更する事自体は問題ないでしょう。

ただ一般的にやり直しの仕事は、職人さんのやる気の問題もあって、精度が悪い事が多いので、総合的に判断される事をお勧めします。
ベタ基礎で10センチ程度であれば、別の対応方も可能と思われます。
その辺りの判断は、設計事務所か工務店に相談される事をお勧めします。
また費用が発生する事ですので、費用負担を明確にしておかないと後で問題になる火種を残してしまいます。

0007

STKR材を使用してルート2で設計する場合、柱脚については応力の割増しを行っていますが、この割増し係数がダイアフラム形式によって異なっています。ダイアフラム形式によって柱脚の安全率に違いが発生するのでしょうか?それとも、便宜的にルート1の値をそのまま使っているだけでしょうか?また、柱脚の応力を割り増すのは、STKR材の塑性変形能力が保証されないことを担保するためであるとおもいますが、軽微な建物のピン柱脚に近い性状のの応力状態のものに対しても割増しを行う必要がありますか。ブレースが取り付くほとんど曲げの発生しない柱の柱脚についてはどうでしょうか。(割り増しても応力的には問題は無いのですが、設計のフィロソフィーとしてどうですか) 冷間成型のSTKRの柱脚の応力を割りましを行なう場合の根拠は、日本建築センターの"冷間成型角型鋼管設計・施工マニュアル"に記される。冷間成型角型鋼管設計法によります。この方法を示す表の 注-2) に従うと、ルート2のSTKR材の場合は、柱脚応力は、内ダイアの場合で1.3倍。通しダイアの場合で1.4倍の割増を求められます。詳しい内容は、上記の書籍でご覧下さい。 材の種別とダイア形状によって割増率が違っている事から判断すると、質問内容で書かれているように、塑性変形能力の確保が目的の割増と、考えられます。材の脆弱さを補うための割増であることから判断して、ブレースの有無や建物が軽微かどうかは、あまり関係ないでしょう。 但しこのマニュアル自体は、法でも施工令でも告示でもない(建設省住宅局建築指導課の監修ですが・・・)ので、適用するかどうかが設計者の判断となると思います。

0006

S造の埋め込み柱脚で完全固定とみなすには,柱幅の2倍かつ鉄筋径の40倍が適当なのですか?行政によって違いがあるのですか? 埋めこみ柱脚を固定とする場合の判断基準ですが、行政によって許可の判断基準は、多少バラツキが有ります。柱の形状や階高、二階の梁の剛性によっても異なる事ですので、一律的に決まるのもどうかと思います。そうなってくると現実的な問題としては、柱脚の固定の根拠となる文献名となりますが、 日本建築センターの "建物耐震基準・設計の解説" 日本建築学会の "鋼管構造設計施工指針・同解説" また今回の改正で、示された告示1456号が判断基準になると思います。後は、設計者の判断の根拠を、いかに行政側に客観的に説明できるかと言う事でしょう。

0005

「有限要素法は何のソフトを使用していますか?わかりやすい、本などがありましたら紹介してください。」私も勉強したいと考えているのですが・・・数学から勉強をと考えています。具体的に数学の知識はどの程度必要なのですか? デルタでは、使用ソフトは自社開発を行っております。
市販のソフトで有名なのは、 "Nastran"と"Cosmos"ですが、いずれも100万円程度はします。

書籍として有名なのは、"有限要素法ハンドブック[培風館]"あたりでしょうか。

大変すばらしくお勧めなのは、 福森有限要素法研究所 のHPでしょう。ここでは詳細に説明をして下さっているので、有限要素法を勉強されるのでしたら一度のぞかれることをお勧めします。

0004

木造住宅を計画する場合、通常は壁量の検討を行いますが、集成材などを使用し、ジョイント部を金物で拘束するような工法がされはじめています。意匠的には自由度が高くなりそうなので、ぜひ使用して見たいのですが、その際構造設計者からみた注意点はありますか?また、在来軸組工法と比べた場合のメリットはどのような点が考えられるでしょうか? このほか、木造といえば2×4が有名ですが、この場合は壁量の検討を在来工法と同じように行う意外なにか注意点はありますか? 最近環境問題から木のよさが見直され、さまざまな技術が開発され始めています。
ただし現段階では法的な緩和措置があるわけではないので、意匠的な自由度はほとんど広がっていません。ほんの少しの例外を除いて、相変わらず壁量が必要です。ほんの少しの例外も、ハウスメーカーが実大実験等を行って認定を取得しているものですので、独立系の一般の設計者が直に恩恵を受けることが難しいのが現実です。
今度の建築基準法の改正でどの程度自由度が増すのか、当事務所でも期待して待っています。積極的に情報収集も行っていくつもりですし、幾つか注目している工法もありますので、具体化できるようになった時点で紹介します。

2X4についてですが、2X4は材に板を打付けた面を使って全体を構成するシステムですので、比較的大空間を構成することが出来る反面、ひとつひとつの部屋が方形になってしまう傾向があります。無理に形状を構成することも可能ですが、その場合は著しく合理性が低下しますので、プランニングで基本の方形を意識させないように間仕切りで工夫するなどの配慮をしてはいかがでしょう。

0003

RCのスラブで4辺方向固定1点集中荷重の 応力解析はどのような方法で解いていますか? 1点集中荷重というのは現実的ではないので、 面積をもった荷重になるのでしょうか。 集中荷重を受ける長方形スラブの応力解析は、 条件が単純な場合、日本建築学会のRC規準(1988)版に示されていたH.Marcusの略算式で処理しています。この方法は(1999)版には、掲載されていません。
くわえて集中の度合いがひどい場合は、パンチングの検討も行います。
条件が複雑な場合や、撓みが問題となりそうな場合は、有限要素法での解析を行います。

0002

盤構造のメリット・デメリットを教えてください。 スラブを盤構造にする場合。構造的にはどのような 効果を期待するのでしょうか? 盤構造という定義自体があいまいなので、上手くお答えできませんが、スラブをボイドスラブやフラットスラブにする場合に期待できる効果は、ロングスパンを低い(薄い)構造体で構成することが出来る点でしょう。
このことにより高い天井高を確保しやすくなりますし、設備の振り回しに対し梁貫通をなくす事が可能になります。
デメリットとしては、スラブ開口に対し十分な検討が必要になることと、耐震要素として壁を配する必要が出てくること(ある程度の厚さをスラブに確保すればその中にラーメンを組み込むことは可能ですが、純粋な 版構造とは呼べないと思います)重量が重くなる傾向があることでしょうか。

0001

構造設計って何? 建築の設計はある程度の規模を越すと、分野別の専門知識が必要になります。
基本的には、意匠(デザイン)を受け持つ建築家と、ガス・水道・電気・空調などを受け持つ設備設計者。そして、建物の柱や梁の寸法や配置計画を受持つ構造設計者が、必要になります。地震や台風の被害の恐れが多いわが国では、構造計算による建物の安全性の確保は、大変重要なものとなっています。